2009年 07月 26日
お盆の足慣らし(?)に、金晩発で行ってきました。 北アルプスは白馬三山。 中央道が事故で通行止め情報が入り、仕方なく恵那峡SAにて午前0時まで1時間半ほど仮眠。 しかし、トラックのクラクションが鳴り響きまくりで、うるさ過ぎて仮眠にもなってなかったような・・・。 午前0時にSAを後にし、午前4時頃、登山口である猿倉に到着。 ここで寝てしまうと多分起きれないだろうということで、 結局ほとんど睡眠が取れないまま午前4時半過ぎに猿倉を出発。 白馬尻小屋を過ぎたら、いよいよ大雪渓。 7年ほど前にも登った大雪渓。 あのときよりも雪渓はなんだか泥だらけで汚かった。 約2年ぶりの山登りで、いきなり北アはきついかと思ったけど、案外調子よく登っていく。 私たちより先を行く単独行のおじさんが見えますか? 昨年の土砂崩落事故は、この左側の杓子岳の斜面より起きたそう。 今回も落石痕だらけだった。おそろしやー。 ガスりまくりで、なんだか悲壮感も漂ってきたぞー。 でも、なんやかんやと1時間で大雪渓は抜け、岩室跡で小休止。 まだこのときは、稜線や岩峰がキレイに見え、『あー、山に来たんだなー』と感慨に浸っていた。 杓子岳の稜線もくっきり。 白馬三山のうちの2つ、手前が杓子岳、奥が白馬鑓ヶ岳。 順調に高度を稼ぎ、村営小屋に到着。 荷物置いて空身でまずは白馬岳山頂へ。 着いたら展望ゼロ。真っ白。。。 「そんな~。。。」って感じ。 頑張って登ったのに御褒美なしか~。 仕方ないので、小屋に戻って自分らで御褒美を作る。 マルタイの棒ラーメンに煮玉子・チャーシュー・メンマをぶっこんだ即席ラーメン。 写真ではあまり美味しそうには見えないけれど・・・ めちゃくちゃ美味かったー。 下界では何てことない食べ物も、山では本当に美味しく感じる。 体もあったまったところで、今度は荷物も背負い、杓子岳へ。 途中雨が降り出し、カッパを着用。 ザックカバーも着けるものの、穴空きまくりのカバーは全く意味をなしていなかった・・・。 ここからはひたすら稜線歩き。 これから歩く道を見て若干気が遠くなりながらも、とにかく一歩一歩前へ。 なんか歩いてる時、いろんなことを考えていた。今までのこと。これからのこと。 ひーこら言いながら杓子岳登頂! ・・・したけど、またもや山頂は雨で展望ゼロ。 さっきまで山頂付近はガスってもなく、くっきりはっきりしてたのに・・・。 タイミング悪過ぎ~。 そして、悪天の為、稜線上にはがんがんに強風が吹き、立ち止まってたらすぐに体温が奪われていく。 雨で濡れてるから余計に冷えるのも早い。 動き続けなければ凍死しそう。 ふと後ろを振り返る。 杓子岳の稜線が・・・くっきりはっきり見えとる!! うむー、ことごとくタイミングを外してるなー。。。 杓子岳の後は、鑓ヶ岳へ向かう。 2004年の新婚合宿の時に、ここも登ってるはずなんだけど・・・ こんなにしんどかったっけ? 今回はピークをちゃんと踏みに行った(新婚合宿時はピーク割愛・・・)。 しかし、暴風雨の為、顔も引きつる。。。 もちろんここでも展望ゼロ。。。 今回は結局三山のピーク全部で展望ゼロという、散々な登頂になってしまった。 展望のきかない、暴風雨の中の登山は、もはや苦行以外の何物でもない。 しかし、今回のテーマは「足慣らし」。 多くを望んではいけないのだ・・・と自分に言い聞かせる。 三山登頂後は、転がるように鑓温泉へまっしぐら・・・ と言いたいところだけど、この道がとんでもなく辛かった。 この下りで右膝痛めました・・・。 中山君のサポーターがなかったら、多分下りれてなかったな。 やっとの思いで鑓温泉到着。 テントを張って、温泉に早速入ってようやく生き返った。 しかし、意味をなさないザックカバーを着けて、ずっと雨ざらしで歩いていたせいで、 私のザックの中のものはほとんど浸水。 着替えもしっとり。シュラフに至ってはスポンジみたくびちょびちょ・・・。 「濡れていないものは何もない」状態で、かなり悲惨な状況。 気を取り直して、小屋の屋根のある場所で宴会してたら、ぶよに血を吸われまくり。 なんでお前らこんな高所にいるんだー?! 虫除け対策グッズを持ってきてないので、どうしようもなく刺されっぱなし。 酒飲んで、夕食食べたら、急に睡魔が襲ってきて、6時には就寝。 夜も断続的に雨が降り続き、時折テントが飛ばされそうな強風が吹き、熟睡は出来なかった。 翌朝5時起床、6時に鑓温泉出発。 曲げれない右膝をかばいながら、必死に山を下りていく。 途中の休憩もほとんどせず、ってか、ぶよにたかられるから出来ず。 単調な道に心折れそうになりながら、鑓温泉出発から約3時間で猿倉に下山。 最後はサポーターも何の効力もないくらい右膝は死亡状態。 膝を痛めたことがなかったから、今回初めて痛めてその辛さを身をもって実感。 凹むわ~。。。 ・・・と、「足慣らし」にはちときつ過ぎた今回の山行。 だけど、体にはいい刺激になったのでは・・・と思いたい。 もうすでに、ふくらはぎやら太ももの前面の筋肉痛が始まってるし。 ぶよに刺された左足はすでに象足の様相。 散々っちゃー散々だったけど、なんとか無事に登って下山できたので良かった。 下山後、すぐに近くの温泉にて汗を流して、帰途に着く。 めさめさ疲れていたけれど、結局江坂には連れて行かれてしまったのでした。。。 中山君もみっちゃんも元気やわー。 無理のない程度で登ることにしたけど、思っていたよりは登れたかな。 来週からは、そろそろオフモードからオンモードに切り替えていく予定。
by ponpoko129
| 2009-07-26 14:37
| お気楽山登り
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