カテゴリ:お気楽山登り( 10 )


2009年 08月 15日

2009/8/15(土) お盆山行3日目:穂高岳山荘~新穂高

午前3時半。一応起床時刻。
若干高山病っぽく頭痛がするが、周りもすでに起き出している様子なので頑張って起きる。

さ、寒い。。。
昨日の夕方なんか暑くてテントに入れんかったくらいやのに。
さすが3000mの稜線。

こりゃとてもTシャツに短パンスタイルでは出発出来そうもないので、
今日はタイツ履いて、フリースにヤッケも着込んで身支度。
お湯沸かして朝食を食べた後、撤収作業。
みっちゃんが若干遅れ気味ではあったけど、予定時刻の5時になんとか出発。
小屋前には、ご来光を待つ人でいっぱいだった。


ご来光。
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朝日に照らされる涸沢岳とテン場。
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まずは、奥穂高岳への登り。
朝一からきついけど、なんとか頑張る。


頂上から見たジャンダルム周辺。
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さあ、いよいよ第1番目の難所『馬の背』ですぞ。
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早速渋滞が起きていた。
自分らの親の世代なおじさんやおばさんが奮闘していらっしゃる。
『凄いなー』と感心していたら、自分の番がやってきた。

危険箇所とはいえ、一応一般登山道(エアリアでは点線にはなってるけど)。
正直ちょっと甘く見ていた部分はあった。
しかし、『馬の背』を下り始めた瞬間、今まで感じたことのない恐怖で手が震えた。
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クライミングのデシマルグレードにしたら5.5もないのかもしれない。
でも、確保されるものは何もなく、ここには鎖もない、足元がすっぱり切れ落ちた岩壁の上。

重たい荷物を背負ってることと、絶対に落ちてはいけないというプレッシャー。
一応ワレワレ3名は、そこそこクライミングをやってはいるが、普段やってるクライミングとは大きく違っていた。
しかし、クライミングをやってきたからこそ、これらの難所を素早く通過出来たとも言える。
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鎖を持つ手にも力が入ります。
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馬の背からロバの耳を通過し、ジャンダルムへ。
ジャンダルムは、先に馬の背でがつーんとやられていたので、聞いていたほど刺激的には思わなかった。
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ジャンダルムを通過した後は、天狗のコルに向けて、これまた激下り~。
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天狗のコルまで下ったら、今度は天狗ノ頭に向けて岩壁登り~。
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ハヒハヒ言いながらも、なんとか天狗ノ頭に到着。もちろん水がぶ飲み。
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この後も、無数の鎖場を通過。
正直、今日のルートのおかげで、昨日の記憶が飛んじゃったし・・・。
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間ノ岳の岩峰に向かう。浮石だらけで非常に危ない。
実際この後、滑落現場に遭遇。
その人は、幸い10mほどの滑落で止まり、大きな外傷はなさそうだったが、
あわわわ・・・な事件で非常に動揺してしまった。
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よくわからんまま、赤石岳も通過し、西穂高岳山頂に到着。
しかし、ここからは人がわんさか。
長居する気になれず、そそくさとピークを後にする。

独標にもあっという間に到着。
ここも居場所なしでスルー。

あとは、ひたすら穏やかな登山道を、西穂山荘に向かって下っていく。
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人の多さに辟易としたが、渋滞に巻き込まれる前に先手を打つ方法でガンガン下り、
これまたあっという間に西穂山荘到着。11時過ぎだったかな。

思っていたよりもかなり早く着けたので、中山君は大満足の模様。
そして、本日ようやくまともな休憩。

トイレから戻ってきたら、中山君が3人分コーラを買ってくれていた。
まだ終わってないけど、とりあえず無事を祝して乾杯。
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あとは、最後の一頑張りでロープウェー駅まで。
ロープウェー駅周辺は、やはり観光客だらけ。
汗と泥にまみれてる自分たちは、非常に奇異な目で見られる。

とりあえず、靴やストックの泥を落とし、Tシャツに消臭スプレーを振ってロープウェーに乗り込む。
ぎゅうぎゅう詰めになるはずなのに、ワレワレ3人のところには微妙な空間が・・・(笑)。

下山後は、ビジターセンターにある温泉で汗を流して、帰路に着く。
東海北陸道のひるがの高原SA辺りは非常に混んでいたけれど、
後は大した渋滞もなく、21時には大阪に帰って来れた。

いつものお盆に比べると、2泊3日の短い山行だったけれど、
いつかは行きたいと思っていた穂高周辺の難所を縦走出来たことで、非常に濃い3日間になった。
重要なところで天気が回復してくれたことも助かった。
やっぱり山は天気でなくっちゃ。

今回も、素晴らしい山行を共にしてくれたみっちゃんと中山君に感謝。本当にありがとう。
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by ponpoko129 | 2009-08-15 23:27 | お気楽山登り
2009年 08月 14日

2009/8/14(金) お盆山行2日目:槍平小屋~穂高岳山荘

『どれだけ降るんだろう?』ってくらい降った雨もようやく上がり、久し振りに山で晴れた朝を迎えた。
地の底まで落ちた登山モチも俄然上がってくるというもの。
よっしゃ。頑張るでー。

今日は、まず南岳新道にて高度差1000mを登り、稜線へ。
そして、そこから大キレット、飛騨泣き、北穂高岳、涸沢岳を通過し、穂高岳山荘まで、という行程を辿る。
稜線に上がるまでは体力、そしてそこからの稜線は危険な箇所がいくつもあるらしいので、集中力勝負。

さあ、出発なりー。
まずは、樹林帯を行く。
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南岳新道は、最初こそ勾配は緩いものの、途中からどんどん急勾配になり、ハシゴやら鎖も出てくる。
ふと振り返ると、笠ヶ岳の稜線が、それは本当に美しく見えた。
こういうのを求めていたんですよー。
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登りは確かに苦しいけれど、今日は決して苦行じゃない。
周りの素晴らしい景色に助けられながら、どんどん稜線を目指す。
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稜線も近付き、ぱっと視界が開けたと思ったら・・・
穂高の稜線がばばーん!と目に飛び込んできた。
思わず歓声をあげる。
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稜線まであと少し。
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4時間はかかるだろうと思っていた登りだったけど、3時間で南岳小屋に到着。
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さあ、ここからは、この看板通り、気を引き締めて。
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ストックもしまって、いざ出発。
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あの有名な「大キレット」を激下り~。
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行く先の稜線は、ほぼ岩稜帯。
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長谷川ピークのすぐ後のナイフリッジ。
この鎖を持つ手を離したら、軽くあの世行きです。
ドキドキハラハラの連続。
喉渇きまくりで水がぶ飲みしまくり。
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振り返ると、通過してきた大キレットが。
あんなところ下りてきたんかー。
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岩稜帯の天辺に、ようやく北穂高小屋が見えてきました。
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槍ヶ岳も相変わらずカッコいい。
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北穂高小屋到着~。
ちょうどお昼時で、人がいっぱい。
座って昼食を作って食べれそうな場所がないので、小屋の傍のベンチでお湯を沸かして簡単調理。
あと2時間は頑張らないといけないので、がっつりカレーを食べる。
レトルトやけど、めっさウマー。。。
山で食べる食事ってなんでこんなに美味しいんだろ。
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お腹も満たされたので、もう一頑張り。
北穂高岳頂上を通過し、次に目指すは涸沢岳、そして本日の泊まり場・穂高岳山荘。
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緊張を強いられる箇所を幾つか通過したとき、道から少し下りた斜面に雷鳥発見!!
相変わらずぽてぽてしてかわいい。
お会いできて光栄ですぞ。
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眼下に穂高岳山荘が見えた途端、涸沢岳のピークを踏みに行くのが面倒臭くなり、いつものごとく割愛。
みっちゃんだけがピーク踏みに行ってた。
私はピークハンターじゃないから良いのです(笑)。
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穂高岳山荘到着~。
ここも人いっぱい。
まだ2時になってないってのに、もういいテン場がない。
どういうこっちゃ?
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ヘリポートにも張っていいとのことなので、落石で危なそうな涸沢岳の裾にテントを張るのは止めて、
平らで快適そうなヘリポートにテントを張った。

あっという間にヘリポートもテントだらけに・・・。
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この穂高岳山荘は涸沢岳と奥穂高岳の鞍部に建っている。
すごい所に小屋を建てたもんだ。

周りの景色も素晴らしい。
まずは涸沢岳。
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ちょっと離れたところに前穂高岳。
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そして、奥穂高岳。
ピークはここから見えてませんが・・・。
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明日通過予定のジャンダルム。
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ようやく素晴らしい内容の山登りが出来たことが本当に嬉しく、
小屋でビールとコーラを買い、3人で乾杯する。
小屋前では、田部井淳子氏のテレビ撮影が行われていた。

明日は、今日よりさらに難所の馬の背やジャンダルムの通過が待っている。
とにかく危険な箇所が長いから集中力を切らさないようにしないと。

今日の泊まり場は、人は多いものの、昨日みたいなメガトン級のイビキも聞こえてくることもなく、とても静か。
後から来たテント泊の人は、トイレ前やら小屋前に張ることになってしまっていたので、ちょっと気の毒だったなー。
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by ponpoko129 | 2009-08-14 22:52 | お気楽山登り
2009年 08月 13日

2009/8/13(木) お盆山行1日目:新穂高~槍平小屋

昨晩の行きの車中で3人で協議した結果、当初予定していたコースの逆を行くコースになった。
新穂高からの入山には変わりないが、槍方面から穂高へ移動するコースに変更。
全ては、初日となる本日の悪天の為。

昼頃から降り出すらしいから、それまでに槍平小屋まで入っておけばと新穂高を出発する。
しかし、すでに空はいつ降り出してもおかしくないくらいに真っ黒な雲が広がっていた。

白出沢出合にて。
まだこのときは完全な雨模様でもなかったが・・・
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程なくして本降りに。
またもや登山開始早々にカッパを着ることになる。
ほんまに今年はカッパ出動率高過ぎ。。。
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だらだらした道を鬱になりそうな気分でひたすら歩く。
何が楽しいんだろう。

途中みっちゃんが気を紛らわす為にいろいろと話題を振ってくれるが、
応える元気すら無くなっていった。
中山君は体調悪く、すでに廃人状態やし。

またしても「濡れてないものは何もない」状態になりながら、約4時間ほどの歩きで槍平小屋到着。
早速更衣室で着替えを済ませ、宿泊の受付をする。
テントを担いで来たものの、さすがにこのひどい雨の中でテントを張る気にならず。
でも、食料は減らしたいので素泊まり。

続々とずぶ濡れの人が到着し、小屋はあっという間に床もびしょ濡れ。
スタッフが掃除に追われていた。
部屋も最終的には、ぎっしり状態になった。
廊下には無数のザックが所狭しと並んだ。

夕食後は、少し談話室で読書をしてから就寝・・・
したかったが、メガトン級のイビキをかくオッサンが居て(しかも往復で一晩中)、ほとんど眠れず。
あまりに眠れないので、中山君は消灯後、談話室に行って乞食のようになって寝てたらしい。

やっぱり小屋泊まりは苦手だ。
全く面識のない人と同じ空間を共有しなければならないのだから。
今回は特に運が悪かったとしか言いようがないけれど。

他にも、登山者のモラルの低下を問うような出来事もあり・・・
本当にいろんな人がいるんだなーと思った。
特にここの小屋は、誰でも歩けば着くようなところだから、おかしな輩も集まって来るんだろう。

明日からの登山は、縦走路とはいえ、体力と集中力が必要となるのに、
この寝不足状態は非常にヤバイ。。。
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by ponpoko129 | 2009-08-13 23:58 | お気楽山登り
2009年 08月 08日

2009/8/8(土) お盆下見山行(新穂高~西穂独標)

お盆の下見とトレーニングを兼ねて、穂高方面へ。
本当は1泊2日の予定だったけど、日曜日は天気が崩れるみたいなので日帰りになった。

行き先は、新穂高温泉から入山して西穂高岳。
大抵の人はロープウェーを使って入山するところを、
今回はトレーニングも兼ねて、下から旧ボッカ道とやらを歩いていくことにした。

ロープウェーのしらかば平駅を横目に見ながら出発。
多くの登山者がロープウェーの始発を待っていた。
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最初の一時間はひたすらこんな林道歩き。
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そして、いよいよ林道終点から旧ボッカ道へ。
踏み跡が不明瞭な森の中に入っていく。
雨も降り出し、悲壮感が漂い始めた。

傘を差した男性が1人私たちの後ろにいたはずなのに、いつの間にかいなくなっていた。
道がわからなくなって引き返したのだろうか?
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沢筋の道らしきところを歩いていたら、いつの間にやらなくなっていたり、
とにかくほとんど人が歩いていないのは間違いない。
道を見失う=遭難未遂を2回ほど。
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こんな道なのか斜面なのかわからん危なげな箇所もあり。
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雨もどんどんひどくなり、登山開始早々に全身ずぶ濡れ。
視界も悪く、真っ白。
もう雨の中の登山いや~。。。
正直登山道に出たらそのまま下山したい衝動に駆られた。
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歩き始めてから3時間後、ようやく一般登山道に出た。
その頃には雨も止んでいた。

前後から姿は見えないものの、人の声も聞こえる。
ちょっと元気出たかも。
とりあえず西穂山荘まで歩いてみるか。

しかし、さすがロープウェーでアプローチできる登山道。
あっという間に団体様ご一行の大渋滞に巻き込まれる。
さっきまですごく人恋しかったのに、思うようなペースで登れないことに次第にイライラしてきた。

プレッシャーをかけまくって笑顔で道を譲ってもらいながら、なんとか自分たちのペースを保つものの、
最後に「何人おるねん?」ってくらいの団体様に行く手をふさがれ、そのままだらだら西穂山荘に到着。
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そして、小屋は人だらけ~。
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その人の多さに唖然としながらも、腹ごしらえにジェットボイルでパスタをゆでて、明太子スパゲティを作る。
スープと合わせてお腹を満たしながら会議。
ここで引き返すのか、西穂独標、はたまた西穂山頂まで行くのか。

中山君は膝の調子が非常に悪げ。
私も旧ボッカ道で気持ちが相当萎えたので、ここで帰っても全然オッケーだったが、
中山君はとりあえず行けるところまで行きたいと言う。

じゃあ独標まで行ってみて、それからまた先のことは決めますか、ということで出発。
小屋から一登りで丸山到着。
ケルンも人もいっぱい。
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だらだらとした登りが続き、最後だけちょろっと岩稜帯を登って独標到着。
続々と登山者がやってくるが、岩稜帯になると渋滞しまくり。
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さて、先に進むかどうするか。
中山君の膝は爆発寸前のようだし、何よりガスで視界ゼロ。
展望の開けない悪天の中での登山は本当に苦行でしかない。
楽しくないので、潔くここで引き返すことにした。

帰り道、少しだけ視界が開けた瞬間。
でも、こんな程度。
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西穂山荘に戻ってくると、ヘリが飛来し、荷揚げの最中だった。
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荷揚げが一段落したところで、さっきもパスタを食べたところだけど、小屋のラーメンも注文してみる。
とんこつ味としょうゆ味。どちらも800円なり。
自販機のジュースは300円。
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ラーメンを食べ終わる頃には、なぜか夏っぽい空に。
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でも、山頂付近は相変わらずガスってそうで、引き返して正解だったと思う。
明日は間違いなく天気悪いし。
にしても、今日降るとは聞いてなかったけど・・・。

帰りはもちのろんでロープウェーにて下山。
体力と気力を奪われた3時間が、ロープウェーならたったの7分。
もう2度と旧ボッカ道を歩くことはないだろう。

それにしても、ほんまに今年の山は天気に恵まれてない。
来週こそは晴れてほしいっす。
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by ponpoko129 | 2009-08-08 23:10 | お気楽山登り
2009年 07月 26日

2009/7/25(土)~26(日) 白馬大雪渓~白馬三山~白馬鑓温泉

お盆の足慣らし(?)に、金晩発で行ってきました。
北アルプスは白馬三山。

中央道が事故で通行止め情報が入り、仕方なく恵那峡SAにて午前0時まで1時間半ほど仮眠。
しかし、トラックのクラクションが鳴り響きまくりで、うるさ過ぎて仮眠にもなってなかったような・・・。
午前0時にSAを後にし、午前4時頃、登山口である猿倉に到着。

ここで寝てしまうと多分起きれないだろうということで、
結局ほとんど睡眠が取れないまま午前4時半過ぎに猿倉を出発。

白馬尻小屋を過ぎたら、いよいよ大雪渓。
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7年ほど前にも登った大雪渓。
あのときよりも雪渓はなんだか泥だらけで汚かった。
約2年ぶりの山登りで、いきなり北アはきついかと思ったけど、案外調子よく登っていく。
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私たちより先を行く単独行のおじさんが見えますか?
昨年の土砂崩落事故は、この左側の杓子岳の斜面より起きたそう。
今回も落石痕だらけだった。おそろしやー。
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ガスりまくりで、なんだか悲壮感も漂ってきたぞー。
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でも、なんやかんやと1時間で大雪渓は抜け、岩室跡で小休止。
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まだこのときは、稜線や岩峰がキレイに見え、『あー、山に来たんだなー』と感慨に浸っていた。
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杓子岳の稜線もくっきり。
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白馬三山のうちの2つ、手前が杓子岳、奥が白馬鑓ヶ岳。
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順調に高度を稼ぎ、村営小屋に到着。
荷物置いて空身でまずは白馬岳山頂へ。
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着いたら展望ゼロ。真っ白。。。
「そんな~。。。」って感じ。
頑張って登ったのに御褒美なしか~。

仕方ないので、小屋に戻って自分らで御褒美を作る。
マルタイの棒ラーメンに煮玉子・チャーシュー・メンマをぶっこんだ即席ラーメン。
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写真ではあまり美味しそうには見えないけれど・・・
めちゃくちゃ美味かったー。
下界では何てことない食べ物も、山では本当に美味しく感じる。

体もあったまったところで、今度は荷物も背負い、杓子岳へ。
途中雨が降り出し、カッパを着用。
ザックカバーも着けるものの、穴空きまくりのカバーは全く意味をなしていなかった・・・。

ここからはひたすら稜線歩き。
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これから歩く道を見て若干気が遠くなりながらも、とにかく一歩一歩前へ。
なんか歩いてる時、いろんなことを考えていた。今までのこと。これからのこと。
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ひーこら言いながら杓子岳登頂!
・・・したけど、またもや山頂は雨で展望ゼロ。
さっきまで山頂付近はガスってもなく、くっきりはっきりしてたのに・・・。
タイミング悪過ぎ~。
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そして、悪天の為、稜線上にはがんがんに強風が吹き、立ち止まってたらすぐに体温が奪われていく。
雨で濡れてるから余計に冷えるのも早い。
動き続けなければ凍死しそう。
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ふと後ろを振り返る。
杓子岳の稜線が・・・くっきりはっきり見えとる!!
うむー、ことごとくタイミングを外してるなー。。。
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杓子岳の後は、鑓ヶ岳へ向かう。
2004年の新婚合宿の時に、ここも登ってるはずなんだけど・・・
こんなにしんどかったっけ?

今回はピークをちゃんと踏みに行った(新婚合宿時はピーク割愛・・・)。
しかし、暴風雨の為、顔も引きつる。。。
もちろんここでも展望ゼロ。。。
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今回は結局三山のピーク全部で展望ゼロという、散々な登頂になってしまった。
展望のきかない、暴風雨の中の登山は、もはや苦行以外の何物でもない。
しかし、今回のテーマは「足慣らし」。
多くを望んではいけないのだ・・・と自分に言い聞かせる。
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三山登頂後は、転がるように鑓温泉へまっしぐら・・・
と言いたいところだけど、この道がとんでもなく辛かった。
この下りで右膝痛めました・・・。
中山君のサポーターがなかったら、多分下りれてなかったな。

やっとの思いで鑓温泉到着。
テントを張って、温泉に早速入ってようやく生き返った。
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しかし、意味をなさないザックカバーを着けて、ずっと雨ざらしで歩いていたせいで、
私のザックの中のものはほとんど浸水。
着替えもしっとり。シュラフに至ってはスポンジみたくびちょびちょ・・・。
「濡れていないものは何もない」状態で、かなり悲惨な状況。

気を取り直して、小屋の屋根のある場所で宴会してたら、ぶよに血を吸われまくり。
なんでお前らこんな高所にいるんだー?!
虫除け対策グッズを持ってきてないので、どうしようもなく刺されっぱなし。

酒飲んで、夕食食べたら、急に睡魔が襲ってきて、6時には就寝。
夜も断続的に雨が降り続き、時折テントが飛ばされそうな強風が吹き、熟睡は出来なかった。


翌朝5時起床、6時に鑓温泉出発。
曲げれない右膝をかばいながら、必死に山を下りていく。
途中の休憩もほとんどせず、ってか、ぶよにたかられるから出来ず。
単調な道に心折れそうになりながら、鑓温泉出発から約3時間で猿倉に下山。

最後はサポーターも何の効力もないくらい右膝は死亡状態。
膝を痛めたことがなかったから、今回初めて痛めてその辛さを身をもって実感。
凹むわ~。。。

・・・と、「足慣らし」にはちときつ過ぎた今回の山行。
だけど、体にはいい刺激になったのでは・・・と思いたい。
もうすでに、ふくらはぎやら太ももの前面の筋肉痛が始まってるし。
ぶよに刺された左足はすでに象足の様相。
散々っちゃー散々だったけど、なんとか無事に登って下山できたので良かった。


下山後、すぐに近くの温泉にて汗を流して、帰途に着く。
めさめさ疲れていたけれど、結局江坂には連れて行かれてしまったのでした。。。
中山君もみっちゃんも元気やわー。
無理のない程度で登ることにしたけど、思っていたよりは登れたかな。
来週からは、そろそろオフモードからオンモードに切り替えていく予定。
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by ponpoko129 | 2009-07-26 14:37 | お気楽山登り
2006年 08月 16日

2006/8/16 帰宅

起きてみるとやっぱりふくらはぎが強烈に痛い。しかもむくみでパンパンやし・・・。歩くのもなんか変な感じ。テントを撤収し、朝一でやってきたバスに乗って高山まで出る。高山駅にてお洒落なカフェにてモーニングを食べ、駅弁を買っていざ特急に乗車。途中車酔いしてしまい、駅弁が食べれないかも・・・という危機(?)に陥ったが、新幹線に乗った途端食欲沸いてきて無事完食!美味しかったー。2時過ぎにみっちゃんも伴って無事我が家に到着。
その後は各自、洗濯や片付けや干し物をして順番に風呂に入る。あーー生き返った。
旅の写真をパソコンに取り込んだ後、待ってましたとばかりに3人で牛○へ。下山後の焼肉を楽しみに頑張って帰ってきたのだが、今日の牛○はいけてなかった。店員が明らかに回せてない。オーダー取りに来るのも遅いし、肉もなかなか来ないし・・・。ちょっと喜び半減。しかし飲みまくって食べまくって酔っ払ってフラフラで帰宅。そのままみっちゃんの横に布団を敷かれて寝ることに・・・。しかし途中夜中1時ごろから目が覚めて寝付けなくなり、ふくらはぎのアイシングや縦走ザックに詰め物したりしてしまった。明日から仕事だと言うのに・・・。また3時ごろにすすーっと布団に戻り、朝までぐっすり。
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by ponpoko129 | 2006-08-16 23:19 | お気楽山登り
2006年 08月 15日

2006/8/15 北アルプス縦走4日目:赤沢~(伊藤新道経由)三俣蓮華岳~双六岳~新穂高温泉下山

まだ暗いうちに起き出して撤収準備。しかし3人とも気合が入ってるせいかやれば出来るもんだね。だって今日はなんとしても登り返さなくちゃいけないんだもん。5時、登り返し開始。
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槍を横目に伊藤新道を登り返す。手前は硫黄尾根。


赤沢を登るのが思いの他しんどい。しかしやっぱり下りよりは心理的には楽かも。靴もグリップしてる感じがするし。身体的にはきついけどね。目標の「広場」までなかなか着かなくて焦ったけど、3時間かかってようやく到達。後は強烈な登りはないけれど、平均台を行くようなヤブ漕ぎトラバースが延々と続く。笛をピーヒャラ鳴らしながら進んでいくと、びっくりなことに人と遭遇。釣り師らしい。かなりの軽装で驚いた。適当に伊藤新道の途中から湯俣川に下りるんだとか。マジっすか?!もうそろそろええやろ・・・という頃にとうとう鷲羽岳への登山者が見え出した。もうすぐ登山道と合流出来る。なんとか登り返すことが出来たんだー。安堵感が全身を包む。そうして三俣山荘に到着。ケーキセットを食したかったが、小腹どころではなく大腹が空いたので中山君はカレー、私とみっちゃんは焼きそばを注文。下界で食べたら何てことないメニューなんだろうけど体に染みるように美味しかった。
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三俣山荘前にて。


さて、ここまで来たら後は下山。まあ双六小屋を通って新穂高へ下山だなーと話してるとみっちゃんが急に三俣蓮華と双六のピークを踏みたいと言い出した。もうええやん、と中山君と私は正直嫌がったが、今日のみっちゃんは妙にモチが高く、「それなら私一人で行く!」まで言うものだから付き合わざるを得なくなった。まあモチのあるものの勝ちですな。
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三俣蓮華岳頂上にて。


しんどかったけど無事どちらのピークも踏み、双六小屋へ下る。が、中山君、足の皮が剥けまくってほぼ瀕死の状態。もう降りれないと泣きが入る。ここで今日は妙に力強いみっちゃんが中山君の荷物を軽くすると言い出し、彼のザックの中のシュラフとロープを自分のザックに詰めた。多分これで23kgにはなったはず。おかげでみっちゃんはここから急に元気がなくなった。逆に中山君は急に元気になり、先頭に立ってバンバン飛ばすこと。私たち二人は荷が重いのでついていけないくらい。膝にもかなりの負担がかかっていたようで、最後の下りでは脚がガクガク。鏡平で食べたかき氷には癒されたけど、あとの下りでは「平坦なところでも歩くのイヤ!」というくらい脚には疲労が・・・。みっちゃんも最後はすごく口数が減り、不機嫌モード。なんとかワサビ平にて大休止を取ってから最後の平坦な道を新穂高に向かって歩く。登山口でタクシーが待っててくれて本当に助かった。「荒神の湯」にて下ろしてもらう。やっと温泉に入れる~。先にみっちゃんと私が入浴、その後交代して中山君が入浴。いやー、さっぱり。シャンプーはさすがに出来なかったけど、汗が流せたのでほんとスッキリした。その後は残った食材を食べ尽くそうということでカレーパーティー・・・の予定だったが、中山君が早々にノックアウト。私とみっちゃんで2.5人前くらい平らげた。げふ~。でもかなりペコってたから美味しかったー。お腹いっぱいのまま早々に就寝。
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槍の見える風景。
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by ponpoko129 | 2006-08-15 23:23 | お気楽山登り
2006年 08月 14日

2006/8/14 北アルプス縦走3日目:黒部五郎小舎~三俣山荘~(伊藤新道経由)湯俣川

朝起きると、ほとんどのテントが撤収しており、残り少なくなっていた。確かに3時半頃からガサゴソとあちこちで物音してたもんなー。しかしちょっと早過ぎじゃない?

撤収作業も終わり、いざ出発!
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こちらはまあ6時頃に出発出来るように準備。撤収作業と軽めの食事を済ませ、いざ三俣山荘へ向けて出発。結構な登りでしんどかったけど、三俣山荘のケーキセット(これがかなり美味しい。コーヒーも美味)を目標に頑張った。到着するとまだ山荘の喫茶は開いておらず、少々がっくり。しかしお腹はぺこっていたので自分たちでラーメンを作って食べる。食べ終わった頃ようやく喫茶が開店したので即ケーキセット注文。こんな山奥でこんなに美味しいケーキとコーヒーを食せるなんて本当に幸せ。。。ってこんな甘ちゃん登山でいいのか!と思われちゃいそうだけど、これから始まるサバイバルな登山の前に自分を少し甘やかしておきたかった、なんて言い訳がましいですかな・・・。
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激しいヤブ漕ぎの途中で槍を眺める。


今日の核心はここから。三俣山荘から廃道となって久しい伊藤新道を下るのだ。2年前、一度この道を登ったことがある。それは生きて帰る為に仕方なく登った。そのときは上部はちゃんと道筋もわかりやすく、楽勝で下部がかなりやばかったと記憶していたが、今回夏草が生い茂っており、楽勝と思われた上部でかなりのヤブ漕ぎを強いられた。道幅も平均台並みに狭く、たまに道を踏み抜いたりしそうになり、下りであるにもかかわらず、緊張の連続で息が上がりっぱなし。ずっとアブには追いかけられるし、熊の糞だらけだし、怖いったらありゃしない。中間部でやっと少し登山道らしくなってほっとしたのも束の間、最後の赤沢への下りはやはりやばく、何度も足を滑らせて転落しそうになる。ようやく赤沢へ出れたときは心底ホッとした。
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赤沢への下りから見た湯俣川。


しかしである。この伊藤新道はここから湯俣川の沢下りになるわけだが、2年前に来たときよりも明らかに尋常じゃない水量が轟々と流れていた。今年は雪解けが遅く、例年では有り得ないところに雪渓が多数残っており、それらがようやく解け出して莫大な水量となって今目の前の川を流れているというわけだ。
この水量を目にした中山君は一言、「登り返しやな・・・。」
私はこの言葉に正直相当がっくりきた。降りる前には「登り返ししなければならないかも」と少しは覚悟もしていた。しかし改めて現実を突きつけられると本当にどうしようもない。この水量で天然記念物である噴湯丘のある場所まで無数の渡渉をこなして無事に帰れるという自信ははっきり言ってない。もう目の前に見えてる渡渉箇所ですら渡れないぐらいの水量。2年前はこの辺りは軽く渡れたはず。渡渉の核心部はもっと下流にあるというのに・・・。七倉に下りたかったけど、これは諦めざるを得なくなった。
それなら赤沢出合から少し遡ったところにある硫黄沢の野湯に入ってから登り返したい。しかしこの硫黄沢にすら入渓出来ないくらいの水量が湯俣川を流れていた。温泉が目の前にあるというのに入れない。本当に悔しくて仕方がない。9月に入らないとこの水量は減らないだろう。今年に関して言えばこの時期に来たのは失敗だった。
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写真よりはもっとド迫力だった湯俣川の水量。


なす術もなくなったので、今降りてきた伊藤新道を登り返すことになった。私のモチは地の底まで落ちてしまい、そこから本当に足が前に出なくなった。赤沢を登るのすら辛くて、これじゃ絶対明るいうちに三俣山荘に辿り着けるわけないって感じだった。しかしこの道の途中でビバークするにも熊が恐ろし過ぎる。一体どうなるんだろうと不安に思いながら登っていたときに赤沢に流入する一本の沢を見つける。赤沢の水は鉱物がかなり混じっており、濁っていて飲めないのだけど、この沢の水が飲めるようだったら今日はここで泊まろうということになった。3人で水を味見する。ちょっと酸っぱい気もしたがなんとか飲める範囲。というわけで本日は無理をせずに赤沢と湯俣川が出合う箇所の一段上がったところにテントを張ることにした。その出合に戻る途中で私が50センチ四方の岩と相撲を取り、あわや大惨事(?)となるところであったが、肩に打撲を負っただけで済んで助かった。こんなところで大怪我しても誰も助けになんか来てはくれない。身の引き締まる思いがした。
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かなり恐ろしいテントサイト。。。


なんとか出合まで戻り、テントサイトの整地をしてテントを張る。周りを見回すといつ落石があってもおかしくないようなかなり危うい箇所。しかし他に張れるような箇所があるわけではないので仕方がない。明日は気合を入れて登り返さなくてはならない。標高差にして1500m近く。上手くいけば新穂高への下山も考えているけれど、まあこれはどうなるかわからない。脚は連日の疲れもかなり溜まってきていてパンパン。3人でマッサージ大会をして伊藤新道での夜は更けていった。
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by ponpoko129 | 2006-08-14 23:55 | お気楽山登り
2006年 08月 13日

2006/8/13 北アルプス縦走2日目:奥の廊下~赤木沢~黒部五郎小舎

朝起きてみると雨は降っていなかった。徐々に明るくなっていく空に期待を膨らませながら遡行の準備をする。沢登りを楽しむには3人ともちと荷物が重過ぎる気もするけれど、3年前だってこれぐらいの荷物を担いでいた。泳ぎもないし、なんとかなるだろう。
6時、奥の廊下から遡行開始。水の温度が低過ぎて浸かった足があとでジンジンしてくる。思っていたより早く赤木沢出合に到着。あれれ~?みっちゃんと来たときはもうちょっと奥の廊下の巻きで苦労したのに・・・。赤木沢の遡行を開始すると同時に太陽も姿を見せ、赤い滑床がキラキラ光って、それはもう言葉で表現し切れないぐらい美しい光景だった。空の青も、木々の緑も、全てが一つの沢が流れる風景に見事に溶け込んでいた。この場にいれる幸せをすごく感じた。こんなにキレイな場所だったんだ~。。。天候でこうも風景が違って見えるものなのか。
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美しいナメ滝前で。


3年前、女2人で激しい雨の中、濁流と化した赤木沢を登る羽目になった。やめときゃ良かったんだけど、数日後他のメンバーと合流する場所へどうしても辿り着かねばならないので予定を変えるわけにもいかず、悪天の赤木沢遡行を実行してしまった。水量は増え、どの滝も全く近付くことすらままならず全て高巻き、詰めではガスでホワイトアウトしてどっちに進んでいいかわかんなくなるし、登山道に詰め上がったら上がったで沢で濡れた体は稜線の強風に急激に体温を奪われて低体温症に陥りそうになったりもした。本当にあのときの遡行は散々だったなー。
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最後の30m大滝前にて。


今回は本当にこの美しい沢を堪能することが出来た。滝もちょっとスリリングだけど登り易いものが多く、シャワーを浴びながら気持ちよく登りまくった。最後の30m大滝はさすがに巻いたけど・・・。本当に来て良かった。登山道に詰め上がる前に草原で着替えながら余韻に浸る。またこの草原も気持ちのいい場所。のんびりここで昼寝出来たらさらに幸せだろうなー。本当に最後まで天国のような場所だった。
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詰めの草原にて着替え中。


登山道に出てからは黒部五郎岳へひたすら登る。ピークハントしても良かったけれど、今日の予定は三俣山荘まで。先を急がないと夕方になってしまう。なので黒部五郎の肩よりそのまま黒部五郎小舎へと下る。途中黒部五郎のカールにて休憩時に中山君はよさげなボルダーを見つけ、登って遊ぶ。みっちゃんは必死に花の写真を撮ってた。
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黒部五郎のカールにあるボルダー群。キャッスルヒルみたい?


さあ、黒部五郎小舎まであと少し。頑張るぞーと歩き出したら中山君が急に弱気発言。「今日は黒部五郎で泊まろう・・・」あれ~?三俣まで行くんじゃなかったの?まあ確かに三俣まで行くとかなりの行動時間にはなってしまう。しかも中山君の足は珍しく皮がめくれまくっており、歩くのも辛い状態らしい。みっちゃんも私も少し拍子抜けしたが明日のことも考えて、少し早い行動打ち止め時間ではあるけれど黒部五郎小舎のテン場にて泊まることにした。
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さすがお盆。テン場は混み混み。。。


到着するとまだ2時過ぎだというのにかなりのテントの数。さすがお盆だなー。上段はすでにいっぱいだったけど下段にはなんとかテントを張ることが出来た。テントを張り終えて、小屋へ3人で酒を買いに行く。2人は生ビール、私はチューハイを飲む。ほとんど一気飲みだったような・・・すごいスピードで酔いが回り、テン場に戻る頃には見事な千鳥足。たった一本でこの酔い様はねぇ・・・。
そのままみっちゃんテントにてしばらくお昼寝。起きてみたらさらにテントだらけになっていた。夕食を作ってる最中に通り雨が来て焦ったけど、それほどひどくならずに止んでくれた。しかし隣にテントを張ったどこぞの山岳会の方々にはかなり閉口。もう暗くなって周りのテントもみんな寝静まっているというのにずっと喋りっぱなし。しまいには隣のテントの男性から大声でクレームつけられていた。人が多いと安心だけどこういったトラブルにも見舞われるので微妙だなーと思う。またもあまり寝れずに朝を迎える羽目に・・・。
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by ponpoko129 | 2006-08-13 23:01 | お気楽山登り
2006年 08月 12日

2006/8/12 北アルプス縦走1日目:折立~奥の廊下

夜中突然起こされる。なんだか車内放送がかかっていたのは知っていたけれど、完全に熟睡していた私は全く自分には関係のないことだと勝手に決めつけて眠り込んでいた。
「おい!電車降りるぞ。起きろ!!」中山君の声で目を覚ます。えー、なんでさ。まだ3時だよ。到着は4時半じゃない・・・。「お前放送聞いてないんかい!この電車、鹿が激突してブレーキ管壊れてもーたらしい。運転復旧の目処が立たないから、別の臨時列車に乗り換えなあかんことになってんぞ」なーんて言う。えーー、マジっすか?!とりあえず荷物を持って電車から出る。出たとこの駅は敦賀だった。まだ福井じゃん。臨時列車はいつ来るの?ってか5時過ぎの富山発のバスには絶対間に合わないことが容易に想像できる。ヤバイ。ちゃんと予約入れておいたのにー。富山駅から登山口である折立までは相当な距離がある。夏山シーズンになると毎年富山地方鉄道が折立への直通バスを出しているのだけどそれがないとタクシーしか手立てがなくなる。バスで2時間の距離。タクシーだったら一体いくらになるのか・・・。いきなりやってきた登山口に立てないかもしれない危機。臨時列車が来るまでまだまだ時間はありそうなのでJ○の職員にみっちゃんと二人で抗議。こっちは使える日数が限られてるんだよ。どうしても今日中に登りださなくちゃいけないのー!!職員しどろもどろな対応。余計にイライラ。でももうどうしようもないのでようやくやってきた臨時列車に乗込みつつ腹をくくる。寝台料金は払い戻されるらしい。少しはタクシー料金の足しになるかなーなどとみっちゃんと話していた。
富山駅に予定の2時間遅れで到着。するとなんと地鉄のバスが待ってるじゃなーい?!どうやらこちらも臨時で出してくれたらしい。予約していたのですんなり乗車することが出来た。なんとか登山口に立てる。それだけでも妙に嬉しかった。ただかなりひどい睡眠不足だけどね・・・。登れるかなー、体力落ちてるんだろなー、去年は全然山登ってないからなーなどと話しているうちに折立到着~。
準備も終わり、3人でいざ登り出す。やっぱり予定より2時間遅れ。今日の目標である奥の廊下まで辿り着くのはちと難しいかもしれないけれど行けるところまで頑張ろうと思う。今日は荷物は重いけれど、自分のペースでゆっくり登れるのが有難い。最近追い立てられるようにしか山を登ってなかったもんなぁ。まあ競技の練習なんだから仕方ないんだけど・・・。この山行が少しでも縦走競技のタイムを縮める為のトレーニングになれば一石二鳥だなぁなんてムシのいいことを考えつつ、どんどん登る。
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折立からの最初の目標・三角点にて。


三角点を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなってきた。その前から遠くで落雷する音は聞こえていたのだけど・・・。とうとうぽつりぽつりき始めた。でもさほどひどくない雨だったので上だけカッパを着て下は短パンのまま、ザックにはカバーをつけて再び登り出す。しかししばらくすると物凄い落雷が来た。本当に目の前に落ちたかというくらいの爆音を轟かせて。みっちゃんへなへな、私もへなへな。怖過ぎる~。その後も雷は近くで鳴り続け、いつ雷が落ちてくるかわからない土砂降りの雨の中必死のぱっちで最初の目標である太郎平小屋を目指す。こんなにひどい雨になるとは思わずに、暑いし蒸れるからとカッパの下を着なかったことを少し悔やんだ。もう変な話パンツまで水に浸かったのかというくらいぐっしょり濡れている。もうどうでもいいやという思いだ。早く太郎平へ。その一心でひたすら登り続ける。
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太郎平小屋に到着。寒いので下もカッパを着る。


やっとこさ太郎平到着~。雨も止み、ちょっとほっとする。到着した喜びからか生ビールを飲んでいるオジサンもいるが、雨が降って気温が相当下がってる&濡れて体も冷え切ってしまってるのに冷たいものを口に入れる気持ちになれない。カップラーメンを3人ですする。生き返った~。汁まで全て完食。
先を急ぐので腹ごしらえ終了後、すぐに薬師沢小屋方面へ向かう。太郎平から薬師沢までは比較的整備された楽な道。木道をてくてく歩く。途中の沢でのんびり休憩。天気も回復し、いい感じ。なんとかその後薬師沢小屋を通過し、本日の目的地・奥の廊下に入ることが出来た。
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薬師沢小屋付近の奥の廊下の川原にて。


明日は赤木沢遡行。3年前みっちゃんと二人で遡行したものの超最悪な天候の為、辛い沢登りになってしまったあの沢。本当は桃源郷のような素晴らしい沢らしいんだけどあのときの私たちには地獄にしか思えなかった。今回は赤木沢は私たちを優しく迎えてくれるだろうか。それだけが心配でなかなか寝付けなかった。
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by ponpoko129 | 2006-08-12 23:54 | お気楽山登り