2006年 06月 02日
前夜発でかなり久方ぶりの魚飛渓へ。本日のメンバーは魚さま、中山君、私の3人と後から合流予定の熊野のクライマー・しん君。まずは随分前のロクスノでトポが公開されたエリアでアップも兼ねて遊ぶことに。 まずはマットを置いて一通り課題を見て回る。一昨年の台風で以前とは様相が変わってしまっており、「バギラッティスラブ」初段などは取付きが見事に水没。「ゲンカンテ」1級(?)も取付きが埋まってしまっており、かなり低ーい岩になってしまっていたので事実上課題消失。「ロヒッチスラブ」3級がかろうじて登れるかなーって感じ。自然の力って恐ろしい。。。 とりあえず変わってない課題をということで、下りてすぐの「乗越しカンテ」2級にトライ。以前結構簡単に登れた記憶があるのだけど、思いの外悪く、3人とも嵌ってしまい、プチ打ち込みの末なんとか完登。アップじゃなくなってるし。。。「地ジャンマントル」4級は魚さまと中山君が楽しそうに遊んでいたが、私はパス。だってリップに飛んでも届かないんだもーん。あとはすぐ傍にあった岩のカンテを限定して登ってみようと3人でトライするが、魚さまが途中からカンテではなくスラブ面に出て完登(?)を果たす。中山君ブーイング。この一連の様子がかなり面白かった(笑)。 その名も「疑惑カンテ」(グレード不明)を登る魚さま。 その後はちょっと下流に下りて「マントル」1級にトライ。この「マントル」は2年前どうしても返せずに宿題になってしまっていたマントル課題。まずは魚さまが一撃。私は1回目でほぼ返っていたのだけど、最後でずり落ち。その後2、3回嵌ってしまったがなんとか完登することが出来た。よかったー。うれしー。今回のツアーの目標をまず一つ達成。 その右横の「地ジャンマントル」1級も魚さま一撃。私はこの課題はやっぱり出来なかった。うーん、まだまだだにゃ。。。中山君と魚さまはこの課題のぶら下がりスタートをやってたけど中山君が言うには「戸河内の「マーシーマントル2段」より難しい」とのこと。ぶら下がりスタートはプロジェクトか?! 「マントル」1級を登る私。 私たちがマントル課題で遊んでいたらしん君登場。平日なのに私たちの接待をしに来てくれたのだ。本当にありがとうございます!この後しん君の案内で上流エリアへ移動。いろいろ課題を教えてもらう。まずは「5級クラック」にトライ。しかし侮ることなかれ、名前が「5級クラック」というだけでこの課題は決して5級ではないのだ。出だしから結構なパワームーブが続く。クラッカーにはなんてことないクラックかもしれないけれど、4人ともプチ嵌り。そして魚さま完登出来ず・・・(笑)。というわけで多分2級くらいかな。あと微妙なアンダーから立ち上がってカチを取りにいくという4級くらいの課題もなかなか面白かった。 無題なフェイス・カチ課題1級を登るしん君。 その岩の裏にあるフェイスのカチ課題1級はしん君の完登を見て、いいイメージが出来たようで3人の中でなんと私が一抜け。魚さまが微妙に悔しがっていた。いいじゃありませんかー。たまにはね♪そしてこの課題、中山君敗退。ガビカチ課題は本当にダメですな。 少し移動してマントルの難しいプロジェクト課題のある周辺へ。プロジェクトのある岩の傍には本当にツルっとしたきれいなスラブもあって、そのプロジェクトとスラブをみんなでトライ。あ、魚さまはここでお昼寝タイム。プロジェクト課題は、しん君と中山君が試行錯誤してムーブを解決し、しん君が見事初登を果たす。中山君もしん君が登ったのにすぐ続き、第2登。「この課題って男前やなー」と言ってたら初登者のしん君を差し置いて勝手に「男前マントル」という名前になってしまっていた・・・(笑)。初段はあるでしょう。私はちょろちょろとスタートからリップをはたくところまでのムーブで遊ばせてもらってたけど、そこまでもパワー全開系で厳しい。お昼寝から起きてきた魚さまもトライ。夕暮れも近付いた頃に見事第3登を果たす。 「男前マントル」初段を登る中山君。 スラブ課題は左のスラブは3級くらいらしいが私一人敗退。うむむ・・・この手のスメア命のスラブってどうやったら上手くなるのかなー。他の3人はさらに右のまだ第1登しか出ていないラインに必死でトライするがなかなか上手くいかない様子。しん君、中山君がいいところまでいって、なんと中山君が第2登を果たす。魚さまは最後にかなり追い込みをかけたものの敗退。 多分初段くらい?なツルスベスラブを登る中山君。 後は中山君が「男前マントル」の右にラインを見出し、初登した「魅惑のVゾーン」1級/初段(?本人は2段を主張しているが絶対にない!)や、またも中山君が「猿ヶ城の「白目」に似てるー!」という「バモラ」1級/初段で遊ぶ。「バモラ」は中山君がラインを見出したけど初登は魚さま。どちらも「クライミング・・・なのか・・・?」という課題だけど、まあ概念を捨て去ればなかなか面白いかも。「魅惑のVゾーン」は「頬擦り・・・」系の地ジャンして岩に乗っかったら足を上げてマントル・・・という中山君が大好きなアレである。こいつは登れそうだったのだけど、あと1歩で涙をのむ。くそーー、次回こそは。 「バモラ」1級/初段を登る魚さま。 しかしこの課題やり過ぎて、ぶよに刺された右手首がパンパンに腫れ上ががり、通常の1.5倍くらいの太さになってしまった。赤ちゃんの手首みたい・・・(-_-;)まあ指を使うクライミングには問題なさそうなので魚さまとしん君がスラブ課題にトライしてる向かい側で最後にカチ&ヒールな2級課題にトライする。これまたホールドが細かく、指が自然とよれてくる。ムーブの解決にちょっと梃子摺ったがわかればなんとか完登することが出来た。 魚さまはまだスラブ課題に未練たらたらであったが、暗くなりかけてきたので本日は打ち止め。 しかし1日目からかなりパワー全開で飛ばしたなー。でも魚飛渓は私の中では最も苦手とする岩場だったけど、今日は成果もあったし、案内してもらったエリアが思いの外面白くて大満足。 登った後は温泉行ってご飯食べて、そして今晩はなんとありがたいことにしん君のお爺様宅に泊めていただけることになった。撮影した動画を酒を飲みながら鑑賞してから就寝。 本日の成果 ・マントル1級 ・5級クラック(←課題名)3級 ・フェイスカチ課題1級 ・ヒールカチ課題2級
by ponpoko129
| 2006-06-02 23:30
| 銚子川(三重)
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