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ぽんぽこぶろぐ。①【2004.12~2010.9】

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2005年 04月 24日

2005/4/24 備中・じゃろう岩編その2

今日は、私はじゃろう岩組と別行動で2ルンゼで登る予定だったが、昨日宿題になった「よいではないか」12AをRPしてしまいたかったので、予定変更。アップは、やはりじゃろう岩では出来ないので2ルンゼで。「ダンゴのリズム」10Bにトライしてみることにする。下部が結構嫌らしかった。どれも持てないことはないが、決定打に欠けるような丸く甘いホールドが続く。スタンスも滑りそうで怖い。かなり朝1本目からパワーを使って登ってしまった。私的にはアップではなく、あっぷあっぷしながら終了点に辿り着く。やっぱり岩は足が重要だなーと思い知らされた感じ。スタンスが心もとないからついつい上体に力を入れて登ってしまうのだろう。こればかりはやっぱり通って慣れるしかないなーと思う。その後は一旦じゃろう岩へ戻った。
戻って早速「よいではないか」12Aのトライに入る。いつものごとく、ムーブがリセットされてなければいいんだけどなあ・・・と多少不安の入り混じった気持ちでスタート。ダイナミック系の下部はもう問題なく通過。しかしレストポイントに入った途端なんだか妙にバランスが悪く感じられ、必死にレストするもレストになってなーい。。。これはヤバイと直感し、次のムーブを起こすことにする。しかし焦って出した手は逆手・・・。手順をもう戻すことは出来ず結局テンションをかけてしまう。トホホ・・・。やっぱりムーブリセットされてたよう~。。。
その後は、もう一度フェイスに入ってからのムーブ、手順足順を確認して上まで抜ける。やっぱり私は無類のあほである。次のトライこそ絶対登らなくては・・・という気持ちはあるものの、また同じようなあほあほクライムを繰り返してしまいそうで、ちょっと自己嫌悪に陥る。
私の1トライ目の後、中山君が「びんぼうゆすり」13Bの本日1回目のトライに入る。「3ピン目が多分掛けられへんと思うけど、まあムーブ確認の為に登るわー」などと言いながら登り始めた。しかしなんと3ピン目、普通にクリップ出来ちゃったじゃないのー!ビレーしてる私の方が焦る。なんだかんだと4ピン目もクリアし、問題の5ピン目もプルプルの命懸けクリップ。これも何とか成功。もしや登ってしまうのでは・・・と思っていたら、ハイスタンスから次の一手でフォール。しかし残るは実質2手というところまでこぎつけてしまった。これには本人もビックリ。「いやー急に繋がったわー」と信じられないようだがちょっと嬉しそう。
後は核心ムーブの確認をして降りる。核心ムーブは昨日見つけたムーブのおかげでかなりロスがなさそうだが、問題は5ピン目だろう。中山君の身長とリーチでは、かなり長いヌンチャクでないとヤバヤバクリップである。まさに手繰り落ちとの闘いである。ビレーする方もかなり怖い。そのクリップでロスした後にデカイ核心部がやってくるので、みんなここで弾き返されてるようだ。まあここからが本当の闘いなんだろう。でも頑張ってRPして欲しいなーと思う。
yamaさんは本日お疲れのようだった。
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昨日はみんながことごとく苦しんでいた箇所も一人安定したムーブで切り抜けておられたが、今日は最終核心のハイスタンスに足が上がらない。昨日のうちにRP出来そうだっただけにすごくもったいない気がしたが、次回来られた時は間違いなくRPされるだろう。
LEE兄さんやF原さんは朝一で「びんぼうゆすり」にトライした後、すぐに川エリアへ移動して「燃えない岡山県民」12Dにトライ。その後またトンボ帰りでじゃろう岩に戻ってきていた。「姐さんが2トライ目で登れなかったら僕もそのルートにトライしますよー」と兄さんは言い残し、じゃろう岩前の道路にて大の字になって爆睡し始めた・・・。
というわけで私も2トライ目に入る。「次こそは!」とは思うもののどこか弱気だったのかもしれない。下部をこなし、レストポイントに入る。1トライ目でスタンスなども確認したので、さっきよりはバランスも悪くない。しかし、カチを繋いでいくトラバースで、不意にスタンスが滑ってバランスを失い、呆気なくフォールしてしまった。激しくがっくり。。。間違いなくこのトライは絶対登らなければならないトライだった。思うようにいかず不甲斐ない自分のクライミングにさらに自己嫌悪に陥る。もうこの時点で、「寺島ルート」にトライするという本日の目標は諦めた。でも自分の実力のなさが招いてしまったことだから仕方がない。もうこうなったら開き直りだ。絶対次で登って帰ろう!と強く念じて3回目のトライに備える。
2トライ目がダメだったことを爆睡から起き抜けの兄さんに告げると、おもむろに兄さんはハーネスを履き、ロープと靴を持って上の段に上がっていった。私たちも後を追って観戦しに行く。兄さんは以前このルートを触ったことがあるらしく、下部は「さすが!」というくらい流れるような淀みないムーブでこなしていく。レストを挟んで、例のフェイス部分に入ったところでやはり手順に迷ってしまったようで、残念ながらテンションを掛けてしまうが、完璧にムーブを探りに探って降りてきた。
この兄さんトライを見たおかげで自分の頭の中にいいイメージが出来たように思えた。行くなら今しかない!となんとなく直感した。2回目のトライからあんまり時間はあいてないけど、すぐに靴を履いて準備をし、トライを開始。下部のクロスランジも気持ち良く決まり、レストも一番呼吸が出来ていたように思う。レストを終了し、意を決してカチ連続地帯に突っ込む。手順を間違えることなく最終カチをデッドで取れた瞬間RPを確信した。後は終了点まで慎重にムーブをこなす。カチを持って落ち着いて終了点にクリップ。う~~、やっと登れた~~。ヌンチャク掛けも入れて6回目でやっとこさRPとなった。登れそうと思ってから回数がかかり過ぎだけど、これまで生岩では2日で12が登れたことがなかったし(女王様=3日、発情期=4日)、久しぶりの生岩ルートにしては良かったかなー。最初はあんまり乗り気じゃないルートだったけど、今思えば下部のムーブは気持ち良くこなせてなかなか楽しかった。今後更に岩場に通って慣れることが出来たら、もうちょっと上のグレードにも挑戦したいなーとも思えてきた。
ようやく一息つくことが出来たので、一旦中山君を置いて急いで2ルンゼに行く。「寺島ルート」12AにリーチがかかっているAKOさんは、コンディションの良くなる時間待ちをされていた。そしてRPを懸けての最終トライに入られる。水を得た魚のようにどんどん高度を稼ぎ、中間核心のデッドもビシっと決めて後は最後のみ。うまくレストも挟んで余裕もありそうだったので、「これはいける!」と思った最終の一手で残念ながらフォールされてしまった。惜しい!惜し過ぎるーー!!
それにしても、よく見たら2ルンゼの12ってどれも長いな~。普通こんなもんですか?じゃろう岩のボルト5本とかのルートを見てたから余計にそう思った。ここの12は「寺島ルート」も含めて多分私の苦手な持久系っぽいので、そんなに簡単には登らせてもらえないだろうなー。でも面白そうだし、次回はいつになるかわからないけどまた来れたときには是非触ってみたい。
その後は、またまた中山君のビレーにじゃろう岩に戻る。yamaさん&カンヤさん、兄さん&F原さんも帰ってしまい、中山君と私の2人だけになってしまった。夕方になっても思いっきり岩には日光が当たっている。まあ仕方ない。時間も遅くなるので、中山君本日最終トライに入る。
危ういながらもなんとかボルダームーブをこなし、3ピン目、4ピン目をクリップ。しかし問題の5ピン目のクリップに相当手間取ってしまい、無駄にロスしたようで、最終核心のムーブに入ってからハイスタンスをこなせずに撃沈した。本人は「もしかしたら登れるかも・・・」なんて思っていたのかかなりガックリしていたが、13はやっぱりそんなに甘くはないでしょう。結局諦めきれないので、リハーサル大会の次の日は権現に行くはずだったのだけど「じゃろう岩に付き合ってほしい」と言われた。まあいいかー。
久しぶりの生岩ルートはちょっと怖かったけどやっぱり面白かったし、新鮮な気持ちになれた。GWは関東ボルダーツアーなので、リハ大会までまたしばらくは備中には行けないが、まだまだ岩に慣れてないし、今後はもっとたくさんいろんなルートを触ってみたい。岩場に行けばやっぱりモチ上がりますね。ボルダーも楽しいけど今年こそもうちょっと正念入れて岩のルートを登ろう。それにしても、2日間外でルートやったのは初めてだったのでかなりぐったりであった・・・。



本日の成果
・「よいではないか」12A

by ponpoko129 | 2005-04-24 23:20 | 備中(岡山)


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